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【開催報告】「R&D懇話会243回」オープンイノベーションの成功法則と化学企業における実践例

2025年10月16日

産学交流委員会主催のイベント「R&D懇話会」を、9月25日(木)にオンラインで開催した。

最初に、オープンイノベーションの専門支援会社である株式会社ユニッジの土井雄介氏より、「近年オープンイノベーションが流行しているが、オープンイノベーションは新規事業開発における手段ではない。顧客と課題に向き合うということが重要である」という内容のご講演があった。続いて、国内最大の総合化学メーカーである三菱ケミカル株式会社の浦木史子氏からは、「自社で新事業開発を行うことが最適でない場合は、外部連携が必要不可欠である。アウトバウンド型の事業育成としてスタートアップを設立しスピンアウトやライセンスアウトを進めて経験を積んでおり、さらにカーブアウトも検討中である。これにより事業化の選択肢を拡大していきたい」というお話を伺った。

なお、企画立案や当日の司会進行、趣旨説明、総括については、高分子学会の小柳津委員と花王株式会社の安宅委員が主に担当した。

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(事務局 田口)