【開催報告】中高理科(化学)授業に役立つ研修会(第7回化学実験研修会@東邦大学)
2021年8月16日
東邦大学理学部教員養成課程と日本化学会共催による「第7回化学実験研修会」が8月9日、千葉県船橋市の東邦大学習志野キャンパスで開催された。安全で教育現場で役立つ化学について指導するもので、中学・高等学校等教員および教職を目指す学生が30名弱参加した。教職を目指す学生としては早稲田大学3年生、東邦大学3年生が参加した。本研修会は、実験スキルの向上や化学の授業を進める上での要点などを、後の理科教育を担う若い教員の指導能力、実験指導のスキルアップを図ることを目的に開催している。
昨年はコロナの影響で開催が中止となったが、今年はハイブリッド形式(「現地参加」または「オンライン参加(後日URL配信)」)での開催となり、オンライン参加者も30名以上と多く、北海道から九州までの広範囲にわたった。その内訳の多くは中等教育の理科教員であったが, その他, お茶の水女子大学, 東京学芸大学、慶應義塾大学, 東京理科大学などの理科教員志望学生(学部生, 院生)の申し込みもあった。
最初に後藤 顕一 先生( 東洋大学 教授 )より 「高校新教育課程における探究授業の展開について」 と題して講演があった。次いで実験研修のプログラムでは岩藤 英司 先生( 東京学芸大学附属高等学校 教諭 )が講師となり、 「フルオレセインの合成、ルミノール反応、青写真作成」の3実験を通じて高校化学で光を扱う実験について考察を深める実習が行なわれた。
なお、講演および実験動画はアーカイブ配信のため、視聴希望の方は以下のページよりお申込み下さい。
https://form.csj.jp/view.php?id=80367