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日米シンポジウム-ACS/CSJ Joint Symposium 開催

日本化学会と米国化学会は、第96春季年会2日目の2015年3月26日(土)に、日米合同ナノカーボンシンポジウムを同志社大学京田辺キャンパスにて開催した。

今回のシンポジウムには3月にACS会長に就任したばかりのDonna Nelson 女史(オクラホマ大)を迎え、庭山聡美教授(室蘭工大)にオーガナイザをお務め頂きNanocarbonを主題として開催した。日本化学会からは、磯部 寛之教授 (東北大院理、東大院理), 篠原 久典教授 (名古屋大院理), 中嶋 直敏教授 (九州大院工), 伊丹 健一郎教授 (名古屋大), 中村 栄一教授 (東大院理)が、また米国化学会からは、先述のProf. Donna Nelson (ACS President, Univ. of Oklahoma, USA) およびProf. Nancy Goroff (Stony Brook Univ. USA)といった錚々たる化学者たちが一堂に集い、聴講者を惹きつける興味深い講演を行った。

なお今回は、次期会長である山本尚教授(中部大学)にシンポジウム開催に先立つ冒頭挨拶を頂いたが、このOpening Remarksも含め全講演および質疑応答が英語で行われ、非常に活発に意見交換がなされた。当日は、立ち見がでるほどに大勢の聴講者にも恵まれた。昨今、本会で推進してきた国際化活動の一環として、国際交流にとどまらず、「国際協調」の強化に大いに貢献するシンポジウムとして大盛況のうちにシンポジウムを終えることができた。

閉会の辞では、両国の化学における交流の重要性を再確認し、今後もさらなる連携を強調していいきたいと、オーガナイザの庭山先生が述べシンポジウムを締めくくった。