2022年12月21日
公益社団法人日本化学会(菅 裕明会長)は第663回理事会におきまして、第2回長倉三郎賞を阿部竜氏(京大院工)に決定いたしましたのでお知らせいたします。阿部氏は本年度の日本化学会学術賞を受賞され、先駆的かつ独創的な成果は国内外で高い評価を受けております。今後の更なる発展が期待されることから、その業績が長倉三郎賞に値するものと認められました。
◆第2回長倉三郎賞の受賞者
■氏 名 : 阿部 竜(あべ りゅう) 氏
■所 属 : 京都大学大学院工学研究科 教授
■受賞題目 : 表面修飾およびバンド制御に基づく可視光水分解用非酸化物系光触媒の創製
■副 賞 : 表彰楯、1,000万円(使途や期間等の制限なし)
以 上
(ご参考)
◆長倉三郎賞の設立(https://www.chemistry.or.jp/news/information/post-391.html)
2020年4月に逝去された日本化学会元会長/名誉会員・長倉三郎先生のご遺族より、化学の発展と後進の育成のためにと多額の寄付をいただきました。これに基づき、本会は2021年度に長倉三郎賞を新設いたしました。この賞は、研究・開発における業績の独創性と独自性を特に重視して未来の化学を担う将来性のある受賞者に授与される点等、他の日本化学会各賞とは一線を画した新しい賞であり、次世代の優れた化学者を育成し、化学と日本化学会のさらなる発展に大きく寄与すると期待しております。