日本化学会

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Vol.74, No.6 2021年

ナノカーボン材料はどこまで進んだか?
原子番号12 のC からなる炭素材料,これほど変幻自在な材料もそう多くはない。例えば,フラーレン,カーボンナノチューブ,グラフェン,ダイヤモンドのように,その美しく魅力的な構造やそこから発現する思いもよらない特性や機能は,多くの化学者を引き付けてきたのではないだろうか。その炭素材料はどこまで進化したのだろうか? 多くの研究者が,合成化学,物理科学,材料科学,分子,高分子,ナノ材料などの独自の視点から,ナノカーボン材料の基礎から応用に至る研究開発に取り組んでいる。国内外で多様な研究が進んでいるが,誌面の限られた本特集では,最新動向の一部を紹介したい。

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