遠隔授業を考える
2020 年春より,教育現場では新型コロナウイルス感染症対応に奔走する日々が続いている。一斉休校の要請から始まり,対面での教育活動の自粛,教室や実験器具の消毒など,
日々新しいことと格闘してきた。現在は,中高では対面授業が中心,大学ではオンライン授業と対面授業の併用が中心となりつつあるが,この先は新型コロナウイルスと共生しなが
ら,教育活動や研究活動を行っていくことになるものと考えられる。
各学校現場で得た遠隔授業の取り組みやノウハウを共有資産とし,遠隔授業の優れた部分をこの先も存分に生かしていくことが望まれる。今月のヘッドラインでは,中学や高校,高
専,大学それぞれにおける休校期間中の取り組みや課題,更には新たな活動や工夫などを紹介する。