日本化学会

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Vol.73, No.3 2025年

東アジア化学史における日本の化学・化学者の貢献

本誌72 巻3 号(2024 年)の化学史特集では「戦時下の化学」を扱った。その背景として は,ウクライナとロシアとの間に戦火があったことであった。しかし,両国の間は依然とし て戦火にある。そこで今号も引き続き同時代の化学を扱うが,今号は「東アジア化学史」と そこでの「日本の化学・化学者の役割」をテーマにする。具体的には「満州,中国,台湾, 朝鮮における化学」を紹介する。
東アジアにおける日本の営為は,場合によっては否定的に語られることもあるが,地域に よっては,インフラを整備し,また日本が建築した建造物を今も大事に使用している地域も あり,日本の文化が良い形で残っている場合もある。そこで全体を通して,「化学」を中心 に東アジアにおける日本の化学や化学者に焦点を当てて,その役割を再考する。

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