日本化学会

閉じる

トップ>会誌・図書 >化学と教育 >Vol.71, No.3

Vol.71, No.3 2023年

香りの化学

花の香り,食べ物の香り,磯の香り...私たちの生活は香りにあふれている。そこで,本テーマでは,エステルやテルペンなど,香りをもつ有機化合物分子がもつ構造(炭素骨格,官能基など)を解説するとともに,食品からの香気成分の単離,どのように嗅覚・味覚を評価するか,さらには昆虫同士のコミュニケーションや植物ホルモンによるシグナル伝達などの発展的な話題を取りあげる。このようなトピックスは読者の関心が高いだけでなく,中高の理科の授業における生徒への話題提供につながると期待される。

  • 本誌71巻(2023)3月号「新・講座 金属と歴史①」109ページの「注釈」欄に誤りがありました。お詫びの上、訂正いたします。

    【誤】
    * 酸素分圧:金属イオンが電子を受け取って金属となることを還元という.製錬炉内の反応は,金属酸化物からの酸素放出(還元)と炭素 による酸素の受取り(酸化)として行われる.還元状態の程度は,酸素分圧(酸素の活動度)の値の大小で表す.
    【正】
    * 酸素分圧:金属イオンが電子を受け取って金属となることを還元という.製錬炉内の反応は,金属酸化物からの酸素放出(還元)と炭素 による酸素の受取り(酸化)として行われる.還元状態の程度は,酸素分圧の値の大小で表す.

化学と教育 最新一覧