日本化学会

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Vol.60, No.9 2012年

ヘッドライン:プラズマの新展開 ―大気圧・液中プラズマ―

プラズマは,自然現象のオーロラを生じ,身近ではプラズマディスプレイなどに用いられている,通常は「電離した気体」である。一方,最近ではプラズマを大気圧下や液中で発生させる技術の開発が進んでいる。液中プラズマの利用により,金属ナノ粒子の容易な生成,液中の殺菌・滅菌効果,有機物の分解などの現象が報告され,環境浄化,バイオ・医療,産業,材料加工,材料合成,表面処理など多くの分野への応用が期待されている。本特集では,新しい大気圧・液中プラズマが化学の諸分野へどのように役立つのか,について概説する。

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