ヘッドラインテーマ:日本の化学史―第2 弾 ―御雇い外国人,そして池田菊苗―
日本化学史の第1 弾では日本における化学の受容と海外での留学生の化学教育を扱った。
第2 弾では,その後の日本における御雇い外国人による化学教育を,オランダ人ポンぺ,ドイツ人ワグネル,リッター,シェンク,そしてイギリス人アトキンソン,ダイバース,キンチらの営為を通して概観する。また前回東大理学部化学教室の第1 世代とも言うべき櫻井錠二を扱ったが,今回も引き続きその第2 世代とも言うべき池田菊苗の営為も辿ることにより当時の化学研究の置かれていた状況も再確認してみたい。