日本化学会

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Vol.70, No.12 2022年

生命に挑む化学
高校では化学と生物は別々の科目として学び,化学ではタンパク質や核酸,ATP などの生体関連分子に触れる程度である。しかしながら,古くからある生化学に始まり,近年ではケミカルバイオロジー分野の発展,ノーベル化学賞においてもバイオ関連の受賞が増えるなど,化学と生命のかかわりは非常に深い。また,人工細胞,人工酵素,ゲノム編集やバイオ医薬品など,人工的に生体内組織を構築したり,その機能を模倣あるいは制御したりする研究も盛んに行われている。そこで本ヘッドラインでは,化学的なアプローチで生命分子システムの構築や生命現象に挑む研究例について解説する。

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